’60s東京グラフィティ -プロデューサー日記-
東京渋谷で2006年のGW(ゴールデンウィーク)に開催されるイベントの準備からスタートまでの記録
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VANグッズ
'60s東京グラフィティに、VANグッズは欠かせない。
夕方、名古屋のVANコレクター中村誠氏と電話で打ち合わせをする。彼のコレクションの中には僕が担当したモノも混ざっており、昨年目の前にした時は、思わず小さな歓声を上げてしまった。
洋服のメーカーでVANほどプレミアムやノベルティに精力を費やした会社はないだろう。その一端を見ることができるだけでも、イベント会場に足を運ぶ意味はあるはずだ。

エド山口さんと、60年代の音楽百選の打ち合わせをする。彼もまた、VANのグッズのファンだったという。洋服からその周辺へ。そして、ライフスタイルへ。VANが目指していたことは、幅広く届いていたようだ。
あるファッションに身を包むということは、憧れのライフスタイルを疑似体験することでもある。憧れる対象が見つからない時は、思い出でもいい。もう一度、着る楽しさを味わいたい。そう思っているのは、僕だけではないはずだ。

60年代のサブカルチャー
60年代は、サブカルチャーが花開いた時代だった。したがって、60s東京グラフィティにおいても、サブカルチャーは大きなテーマだ。その分野を担うのが、古本屋さん連合。中核となっていただいているのが、渋谷のフライング・ブックス山路さん。30代初めの、意欲とセンスに溢れた人だ。
昨日は、展示即売の目玉となるもの、全体の商品構成と量をお聞きしながら、什器の台数、装飾の方向性などを話し合った。
寺山修二、横尾忠則、植草甚一といった、60年代のサブカルチャー・リーダーたちの貴重品が展示即売されることも決まった。

小さくても輝いて見えるカルチャーの匂い、そのオリジナリティ豊かなエネルギーに、時には目を奪われ、時には心を射抜かれていたのを思い出す。
発見する、愛しむ、影響を享受する、変化を楽しむ……。そんな刺激をもう一度求めてみたい気持ちも湧いてくる。
年齢など、関係はない……はず、だ!

スティーブ・マックィーン
昨日、トイズ・マッコイの岡本さんを再びお尋ねする。今度は、4名。
スティーブ・マックィーンの大ファンでありコレクターの岡本さんがお持ちのものを資料で見せていただく。
「あ、これ~」「これなんか、是非!」と順に声が出る。どれもこれもイベント会場に展示したいものばかりだ。
それでも岡本さんは、ばたばたと動き回り、アメリカまで出かけて買い集めたという貴重な写真や資料を、次々と運んで来てくれる。あり難い話しだ。
もう、大丈夫!スティーブ・マックィーンの世界は、かなり魅力的に来場者にお見せできる。といった安堵の笑顔が洩れてくる。

その後、お店の裏の倉庫に置いてある品々を見せていただいた時のことだった。「あ、そうだ」と、突然足元に置かれていたダンボール(申し訳ないが、汚いもの)に、岡本さんが手をやった。なんだろう、と4人の目が集中している時に、岡本さん「いやいや、スティーブ・マックィーンが着ていた本物のシャツが……」と、無造作に一枚のシャツを取り出して見せてくれたのだ。
「岡本さん、なんとまた無造作な~」と笑わざるを得ない気楽さ。やけにうれしい気分になったのだった。
こんなファンがいるって、いいなあと思った夕方でした。

公開生放送
東急本店7階に設営する公開スタジオは、ラジオ日本とオフィス・トワイライトによる運営。双方とも、20年以上の付き合いになる友人が主体となって、全面的に協力してくれている。少ない費用でより大きな楽しみを、60s東京グラフィティ開催中の13日間、訪れる人に提供すべく準備中だ。荒木氏、皆川さんに感謝!

公開生放送が3日間。公開録音が4日間。その他の6日間も連日アコースティック・ライブが行われる。ミュージシャンは、いずれもベテラン。やはり長い付き合いの友人が中心になっている。
ふと頬が緩んでしまい、なぜか明るく穏やかな気持ちにさせられてしまう60年代の音楽。しっかりと楽しんでもらえるはずだ。



マーチン、ギブソン、モズライト‥‥。
午前11時。黒澤楽器本社を訪ねる。
60年代。僕たちは、ひたすらギターに憧れた。音楽をするということはギターを弾くことだ、と言っても過言ではないほどだった。マーチン、ギブソン、モズライト‥‥。憧れのブランド、名品に関する知識だけに支配され、行動に出るわけにもいかない現実に身悶えしていた。
そんなある日、医者の息子がギターを買った。彼を取り巻き、ギターに触った感想に聞き耳を立てた。そして、みんな彼を憎んだ。‥‥。

黒澤楽器は、マーチンの総代理店。
その本社に足を踏み入れるだけでわくわくしてしまうのは、結局マーチンに触れることなく青春を過ごしてしまったからだろう。
そんなマーチンのヴィンテージものや復刻モデルの展示販売。魅力的なコーナーになることは間違いない。それをさらにチャームアップするための装飾。
二時間近くにわたって、話は盛り上がった。
イベント会場の一角は、かつてのギター小僧垂涎のコーナーになることだろう。

テーマ:ギター - ジャンル:音楽




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