’60s東京グラフィティ -プロデューサー日記-
東京渋谷で2006年のGW(ゴールデンウィーク)に開催されるイベントの準備からスタートまでの記録
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VANという生き方 ⑨
やがて、VANの経営の危機は顕在化していった。僕は、「VAN MANUAL」の制作を担当しながら、相変わらず他の仕事にも手を染めつづけることで、その忙しさとおもしろさに密かに逃げ込んでいた。
しかし一方で、SCENEとかNiblickという言葉が、大きな音量で届き始め、会議に呼ばれることも多くなっていった。“IVYは、もう終わりか?”をテーマにした会議もあった。秋口には石津さんに呼ばれ、「SCENEってのは、キャンペーンか?」と問われ、愕然としたりもした。頼るべき感性とは無縁の場所で何かが起きつつあることに驚いた。
「おもしろいか?何をやってるんだ?」と気さくに話し掛けてくれ、時には食事にも連れて行ってくれる石津さんの、飄々として厳しく、芯のあるこだわりに触れていると、ファッション音痴で入社した僕にも、VANがやろうとしてきたことが見えるような気がしてきていた。その矢先である。
さらに発展していくための新たな戦略なのか。それとも、陰りが見えてきたからこその戦略転換なのか。SCENEとNiblickを、どう見つめればいいのか、僕にはわからなかった。ただ、それに反比例するかのように、VANとKentの良さと大切さが染み入ってくるようだった。
僕は、お店をできるだけ見て回ることにした。専門店のオーナーの方に、たくさん会いたいと思った。
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